こんにちは、KYです。
今回はJR四国で『しまんとグリーンライン』の愛称を持つ予土線に乗車したことを書いていきます。関西の鉄道中心に書いていましたが、久しぶりに他の地方回となります。では、早速いきましょう。
[スタート地点]
という訳で、やって来たのは愛媛県の宇和島駅。四国の大動脈である予讃線の終着駅でもあります。宇和島市は闘牛で有名な旧城下町として知られており、またリアス式海岸が広がっていることから、全国屈指の漁港数を誇っている街です。私はここまで特急でやって来たのですが、発車時間まで1時間程あったので駅近くのアーケードやお寺を散策していました。今まで縁もゆかりもなかった土地を歩くこと、とても好きです。
さて、今回乗車する予土線は1駅隣の北宇和島駅を起点に、高知県四万十町の若井駅までを結ぶ路線です。1駅隣とありますが全ての列車が宇和島発着となっています。そして先にも述べましたが、途中四万十川に沿って走ることから『しまんとグリーンライン』の愛称が付けられています。
[車両紹介]
時間も近づき入場できるようになったので、さっそくホームへ。乗車する車両はキハ54形。そして後ろにはトロッコ車両が連結されています。これは『しまんトロッコ』という名前のホビートレインで、別途料金を支払うことでこのトロッコに乗車することができます。初めから乗車できるというわけではなく、四万十川が接近する江川崎駅~土佐大正駅のみとなります。予土線ではこの他2つのホビートレインが運行されており、それら3つをまとめて『予土線3兄弟』と呼ばれており、トロッコは長男のようです。
私ももちろん乗りたかったのですが、この日は雲行きが怪しかったので購入することはしませんでした。ちなみに全線走破するのに3時間程かかりますが、車内にお手洗いの設備はありません。なので予め済ませるか、水分を控えるなどの対策が必要です(笑)
(江川崎駅で2分程停まるのでその間に行くことも可能です。)
[ついに発車]
出発時刻となり、宇和島駅を出発しました。北宇和島駅で予讃線と分岐すると木々をかき分けるように進み、勾配を上げているのを感じました。しばらくすると田畑が広がる平地を走っていくのですが、急なカーブや上り坂があるわけでもないのにものすごくゆっくりで、恐らく原付バイクのほうが早いです。その理由は、途中の吉野生(よしのぶ)駅までは軽便鉄道として建設されており、その名残が現在も残っているからです。吉野生駅を過ぎるとスピードも上がりました。
乗車して1時間程で江川崎駅に到着。ここで20人程いた乗客が一斉にトロッコ車両へ移動し、ほぼ貸し切り状態となりました。これはこれでアリなのでしょうか?(笑)
一方トロッコではここから地元のガイドの方が乗られ、四万十川にまつわるお話をされていました。
四万十川は四国内最長の川で、大きなダムもないことから日本三大清流の一つに含まれています。四万十川のウナギが有名ですね。
途中で予土線3兄弟の三男『鉄道ホビートレイン』とすれ違い。車内では鉄道模型などを展示しており、0系新幹線のシートも使用されているそうです。
乗車すること3時間半、終点の若井駅に到着しました。これにて予土線完乗です。ここからは土佐くろしお鉄道という第三セクターの鉄道路線になります。(といっても1駅隣の窪川駅までです。)
1面1線というシンプルな駅で周辺には田畑が広がっています。実は今まで乗った車両は窪川行きで、特急停車駅でもあることからこちらが実質終着駅の役割を果たしています。
私は下車した後、この土佐くろしお鉄道を乗りつぶしました。そのことはまた今後書いていこうと思います。
今回はこれで以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。